黒いCDジャケから浮かび上がる入れ墨の太い二の腕が全てを物語っていますね、当店的には、かなり異色のギリシャ男性歌手、身長192センチのマッチョな伊達男、クリストス・ホリディス。1979年アテネに生まれ、長じて、ギリシャのプロ・バスケットボール・リーグで活躍、かたわらギリシャ海兵隊の特殊部隊の訓練も受けていたそうですが、その後、プロ・バスケット選手からTVプレゼンターに転身、番組中でその歌声が高く評価されたことをきっかけに歌手としてもデビューし、2007年にファースト・アルバムをリリース、人気女優たちと浮名を流しつつも順調にヒットを飛ばし、本作は2019年末6枚目のアルバムということになります。なんとも、当店取り扱いギリシャ歌謡の範疇からは見事にハミ出した経歴の持ち主ですが、ま、たまにはイイでしょう…。それに、なるほどその歌声、元スポーツ選手の余技と言ってしまうには、なかなかどうして朗々と深みも感じさながら実に男道!基本モダン・ライカを下敷きとしたグリークPOP王道の音楽性に加え、なんと、現行アラブPOPを大胆に移入したようなミノス・レーベルならではの豪華なバッキングともども、当店取り扱いイイ男ナンバー1と言われもする(?)あの>ニコス・ヴェルタスを追い上げる勢いさえ感じさせると言っても過言では無いかも知れません?マッチョも別に厭わないという向き、あるいは、マッチョ全然OKじゃんという方、どうぞ、お試しあれ!