ペルー首都リマのアンデス地方出身者の間で一番人気なのが、めくるめくアルパ(ハープ)の演奏をバックに、ど派手な衣装を着た女性歌手たちが歌うスタイルです。中毒性の高いウアイノを切なく歌い上げるその姿に、望郷の念が立ちこめ、チーチャの地酒を飲む量も増えていき、次の日の労働の励みになるのでしょう。バックは、アルパ以外に、ベース、シンセドラム、パーカッション、カシオのシンセ(?)というチープで過激さ。このチープさも親しみやすく、また過激さは、より望郷の念を湧かせるというものです。
収録されているのは、現地で人気の10人。それぞれの出身地によって音楽性も少しずつ変わるペルーなので、音楽性もそれぞれなのも面白いところ。ペルー北部のアンカシュ出身で、ポップ・ウアイノの元祖的存在のグループ、ラス・チカス・マニャネーラスにも参加していたという実力派女性歌手ソニア・モラレス。アレキパ出身で「ALMA DE MI ALMA」のヒットを持つハケリン・プエンテ。幼少の頃から活躍するウェンディ・スルカ。ウアヌコ(HUANUCO)地方出身で14歳からプロとして歌い始めたという美しきディーバ、ワイノの若きスター、ディナ・パウカル。「パランディータの女王」ことアベンシア・メサ。その他にリセト・ラサロ、アニータ・サンティバーニェス、ドリス・フェレール、ヒセラ・ラバド、ペルリータ・デ・ウアラルというラインナップです。
アンデス出身庶民密着型の音楽を発売するダニー・プロダクションズから。(サプライヤーインフォより)