2003年、OKIがプロデュースしたアイヌの天才歌手、安東ウメ子の大名盤「Upopo Sanke」の冒頭を飾る”Iuta Upopo”が、ドイツのレーベルPingipungより初の7インチでリイシューされました!B面にはブラジル・サンパウロの人気トラックメーカー、DJ M.RuxによるRemix収録!!
OKIさんが寄せたコメント↓↓↓
ドイツから帯広が生んだ天才歌手安東ウメ子のシングルが到着。
2003年夏、帯広の農家で麦を刈り取るトラクターが遠くに行ったスキを狙って録音したのがこのイウタ ウポポ。
そもそもカラフト生まれのトンコリを伴奏にトンコリ文化のない道東アイヌの歌を乗せるなどという試みに手一杯のはずなのにアイヌ民謡にアフリカンドラム(西アフリカ、ケニアあたりの打楽器)とトゥバの弦楽器と喉歌という今となってはよくもこんな大胆なことを、と自分でも感心する布陣で臨んだアルバム レコーディング。北海道から西へ!というのが当時のおれの気分だった。
その一曲目を飾るのがこのIuta Upopo. これまた今となっては到底できないRecordingとMixになっている。「あの時、あの瞬間でなければできないこと」そういう仕上がりです。
前半の歌詞はとうきびを搗く時のうた
ヘッサ イウタ ヘッサ ヘッサ ピリケ ヘッサ
以下はウメ子さん自身による解説
エンコタ ホッケワ ニサッタ クンナノ パシクル チシ コラチー
「朝、カラスが鳴く前に起きなさいってことなの。いつまでも起きて騒いでいると、早く寝なかったらホレホレ朝カラスがつつくぞって。のど笛みたいな歌い方はトゥバの人たちの歌い方だって、なんでもモンゴルの上のほうだって。喉歌を歌えば気持ちが高揚する。気持ちがしゃんとする。という意味の歌らしい。そうしたら私に騒いでないで寝なさいって言われたってね。可笑しいね。」
ブラジルのM.Ruxのremixは抜群の破壊力。楽曲からノリやグルーブを骨抜きにしこれでもかというユルさに仕上がってます。
Tracklist:
A1. luta Upopo (original Remix by OKI)
B1. luta Upopo (M.Rux Remix)
〜メーカーインフォより