TULIPA RUIZ / HABILIDADES EXTRAORDINARIAS

*ポップ・フローリスタ、トゥリッパ・ルイスの5年ぶりとなるアルバムのフィジカル・エディションが初上陸!

2010年にアルバム「efemêra」でデビュー、「Tudo Tanto」(TAIYO 0020) を提げて来日、「Dancê」でブラジルのインディ・ミュージシャンとしては初めてラテン・グラミーに輝くとアメリカや中国でもショーを開催。トゥリッパとグスタヴォの姉弟に、ステファン・サン・ジュアン(per)を迎えたアコースティック・アルバム「TU」(TAIYO 0033)  以来、5年ぶりにダンサブルで痛快なアルバムを発表。イタマール・アスンサォンのバックを勤めたイスカ・ヂ・ポリシアの実父ルイス・シャガス直系のヴァングアルダ・パウリスタ(サンパウロで起きた前衛的なムーヴメント) からアフロ・パウリスタ・スウィンゲイラとしてのサンバ・ロック、トロピカリア、サイケ、グランジまで含有する作品となっています。

パンデミックを経てリリースされた今作のタイトル、「HABILIDADES EXTRAORDINARIAS」は特別な技術という意味。米国N.Y.で演奏するための就労ビザ取得に領事館へ赴いたところ、領事に「何か特別な技術はあるか?」と聞かれたのがきっかけだそう。アルバム「Dancê」でラテン・グラミーを獲得していることを伝えるとことなきを得たとか。本作ではトゥリッパ(vo)、グスタヴォ(eg)の姉弟に、エルマーノスやド・アモールのガブリエル・ブブ・マイオール(b)、シダダォン・インスチガード、オットーのサムエル・フラガ(drs)、ソロのS.S.W.としても活動するジョナス・サー(synth)が多くの楽曲のパーマネントなメンバー。タスカムの8トラック1/2テープのオープン・リールでアナログ録音されたサウンドは、ふくよかなボトムとアナログ・コンプレッションが心地よく響きます。センセーショナルなサンバ・ソウル”Samaúma”には、ジョナス・サーとペドロ・サー(eg)も参加。トニーニョ・フェハグッチ(acc)の明るい音色に反して、虐待の痛みについて歌った”Estardalhaço”、ネグロ・レオとのデュエットがオブスキュアな”Pluma black"、姉弟のアイドル、ポール・マッカートニーの録音技法にオマージュを送った”Kamikaze total”は、タイトル通り急転直下していくような旋律が印象的。オペラティックなシャウトと花薫る朗らかさ、トゥリッパ本来のスタイルが最も表れた”Novelos”や”Habilidades extraordinárias”、ジョナス・サーのシンセ・コレクションを録音するために赴いたリオで収録したファンキ・カリオカ・スタイルの”Não pira”、姉弟や父が敬愛するソニック・ユースやステレオラブを彷彿とさせる、愛情に満ちたロック佳曲”Acho que hoje mesmo eu dou”、グランジなパンクに続いて甘くメロウなコーラス部の展開が登場する”Vou te botar no pau”、”Kamikaze total”のリプライズを挟んで、姉弟とセルソ・シンが共作、ジョアン・ドナートがゲスト参加した”O recado da flor”まで、ダンサブルで痛快な楽曲を11篇収録。(限定ブラジル直輸入盤工場製CDR デジパック仕様ブックレット付属)
〜以上、サプライヤーインフォより

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