ジプシーパンクバンド、ゴーゴル・ボルデロのベーシストでワシントン在住のエチオピア人、トミーT、2009年作の初のソロアルバムが再入荷しました。タイトルが「司祭ヨハネのセッションズ」ですからね。司祭ヨハネは中世にヨーロッパで広く信じられた、東洋にあるとされた強い軍隊を持つキリスト教国の王。実際にはそんな国はなかったのですが、当時は中国やモンゴルやエチオピアが司祭ヨハネの国と考えられていました。トミーTはエチオピア伝統音楽とジャズやファンク、ロックをミックスする自らの音楽性を司祭ヨハネの伝説を重ね、アルバムを名付けたようです。マシンコがエチオ旋律を紡ぎ出すファンク、日本のド演歌そっくりのむせびなきサックス・ブルース、同郷の女性歌手GIGIが歌うエチオ・ダブ、ゴーゴル・ボルデロのユージンとペドロが参加したエチオ・レゲエなど、バラエティーに富む内容です。
1. Brothers
2. The Call
3. The Response (Featuring Gigi)
4. The Eighth Wonder
5. Oromo Dub (Cushitic Dub)
6. East-West Express
7. Tribute To A King
8. Beyond Falisadas
9. September Blues
10. Eden (featuring Gigi)
11. Lifers (Michael G Easy Star Remix featuring Eugene Hutz and Pedro Erazo from Gogol Bordello)