THE GARIFUNA COLLECTIVE / AYO


garifuna-collective-ayoベリーズやホンジュラスといった中米の国々に暮らすアフロ系の混血民族ガリフーナ人音楽家で結成されたアンディー・パラシオ&ザ・ガリフーナ・コレクティヴによる『ワティナ』(2007年)は、ワールド・ミュージック・ファンにカリブ海沿岸から新鮮な息吹と深い哀愁を伝えてくれました。けれど、08年にリーダーのアンディーが急死、グループはしばらく活動停止を余儀なくされてしまったわけですが、残されたメンバー達が6年ぶりに新作を発表。今は亡きアンディーを偲んだトリビュート・ソングをはじめ、ガリフーナの人々の暮らしに密接した様々な歌を、伝統的なガリフーナの太鼓を中心としたアンサンブルで聞かせてくれます。『ワティナ』より同時代的なサウンドにアップデートされている一方で、土着的な部分もより明確に提示するなど、伝統と現在を両立させようとする内容に仕上がっています。アクのある男女ヴォーカルと独特なハチロクの太鼓ビートが、潮の香りと土の匂い、凪の時間や夜の深みに囲まれた、ガリフーナ音楽のありよう伝えてくれます。

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