★Alhaji Taye Akande Adebisi Currency
FUJIで5本の指に入るとは言いませんが、10指には入るんじゃないかと、たぶん。イバダンを主戦場にするタイェ・アカンデ・カレンシー(おそらく30代後半ぐらいの若手?タイプとしては、当店での人気も定着した観のあるパスマあたりのフォロワーかと)のCOOLな充実作がやっと再入荷しました(近年録音も悪くありませんが、この作を代表作とさせていただきましょう〜当店的には)!
というのも、バラフォン&打楽器アンサンブルに、古いジュジュ風(IKダイロっぽい)のギターが入るイントロの1曲目がまずカッコイイからで(全2曲ですが…)、そこから打楽器オンリーFUJIに突入、その後、ギター&キーボード&サックスといった旋律楽器が徐々に控えめに加わったかと思ったら少ししたら消え、また始まるという具合の23分半、前傾打楽器ビートをタイトにキープしつつ、それほどの熱唱型ではなく、いささかクールな歌い口&コブシまわし&ユニゾンコーラスでキッチリ飽かせず聞かせてくれる手腕、なかなかのもので。続く2曲目は、1曲目と全く同じような前傾打楽器ビートをキープして25分半最後まで旋律楽器なし、こちらも飽かせません。で、このオトコのFUJIがなんで新鮮なのか?誤解を招いてしまう言い方かも知れませんが、仕事中の BGM なんかに結構イイ!ずっとキープされる打楽器ポリリズムもどこかテクノっぽいというか(もちろん打ち込みとか無いにもかかわらず)、どこか淡々としているんですねコレが、そこがイイ。ワイルドさばかりを強調することが多い当店的FUJIの扱いに新風を吹き込むような作かと(?)。これもまたFUJIの属性です。