バンドネオン奏者として多くの国際的な客演を数える女性音楽家が、バンドネオン弾き唄いのスタイルのシンガー・ソングライターとして、瑞々しさと気高さが同居した川沿い音楽のアルバムを発表。
バンドネオン奏者としてリリアナ・フェリーペの作品に参加した90年代初頭を皮切りに、スイスのタンゴ楽団エストゥーファ・カリンテやパナマのパトリシア・エレナ・ブリエグの作品など多くの共演作品、そしてシンガー・ソングライターとしても2010年台に入ってから2作をRGSにのこしているブエノス・アイレス出身の女性音楽家スサナ・ラトクリフ。この3作目となる作品では中南米のシンガー・ソングライターで最も敬愛を集めると言っても過言ではないキューバのシルビオ・ロドリゲス”El Escaramujo” から、ウルグアイのホルヘ・ドレクスレルとベン・シドランの共作曲”Se va seva se fue”、本作のレーベル・オーナーでもあるカルロス・アギーレ作”Los tres deseos de siempre” にはアカ・セカ・トリオのフアン・キンテーロとルナ・モンティの夫妻を迎えフレッシュなヴァージョンを聴かせてくれます。キンテート編成を基盤に、弦楽を交えながらピアノを担当するセバスティアン・ガンヒのインストや歌曲、自作曲も交え大切な贈り物を作るかのような丁寧さで紡がれた11曲。(サプライヤーインフォより)