今やアフロ・ペルーヴィアン音楽の女王とも言えそうな、スサーナ・バカの11年久々の新作は『アフロディアスポラ』というタイトル通り、ラテンアメリカにおけるアフリカをテーマに、キューバ、アルゼンチン、コロンビア、ペルー等から~クンビア、ソン、フォホー、タンゴ、フォルクローレなど様々な曲をジャンルを問わずに取り上げた意欲作。リマ郊外にある黒人労働者の町チョリージョス海岸で生まれ育ち、子供時代にはラジオから流れるキューバ音楽、クンビア、メキシコ音楽、タンゴなどを地元ペルーの音楽と分け隔てなく聴き、ラテンアメリカにおけるアフリカの存在を誇りに感じたという彼女が、出すべくして出した作品です。アフロなポリリズムと反復をこれだけ上品に歌いこなせる歌手はなかなかいません!ゲストにケッツァル / カジェ13ら、若手達も参加しています!