2010年に結成されたスーペル・チョロ・バンドは、ペルー中央高地のフニン県マンタロ谷周辺のフォルクローレとロックを融合させたオリジナリティ溢れるサウンドを披露します。ウアンカ族も多く住むマンタロ谷周辺のフォルクローレに、クンビア、ウアィノ等の要素をプラス、そしてエレキギターやドラムなどの楽器を駆使し、ロック・テイストに仕上げています。強烈なグルーヴと、ペルーの山では欠かせないスピード感のあるブラス隊、高音部が裏声になる独特のヴォーカル、ウアンカヨの街の広場にいそうなお兄ちゃん達がロック魂に満ちた歌と演奏を聞かせてくれます。例えば1曲目の「アディオス・フベントゥ」は名曲中の名曲ですが、アンデスの山道を思い浮かべる素朴さを残しながらも都会的なうねりのあるアレンジで仕上げています。「チョロ」とは先住民、またはその血を引く人のことを指し、かつては差別的な意味合いの強い言葉でしたが、現在ではかなり一般的な言葉になっています。とにかく一度聞いたら忘れない最高にかっこいい「チョロ・ロック」の誕生です!