1940年代からメキシコで人気を博したキューバ人とメキシコ人の混成グループ、ソン・クラーベ・デ・オロ。女性歌手トーニャ・ラ・ネグラのためアグスティン・ララが編成したソン・マラブーを前身とするとのことですが、バリバリのキューバン・スタイルなサウンドを聴かせてくれます。黄金期メキシコの音楽映画『コンガ・ロハ』などに登場し、オルケスタ・カシーノ・デ・ラ・プラージャなどでも活躍したキューバの名歌手カスカリータ、モンゴ・サンタマリアやアルマンド・ペラーサといったキューバの名パーカッショニストも在籍歴があるという、いわばメキシコにおけるキューバ音楽の名門グループですね。本作でもトレス、ピアノ、トランペットなどのコンフントから繰り出される、ソン・モントゥーノを皮切りに、マチートのナンバー「ソパ・デ・ピチョン」他、グアラーチャ、チャチャチャ、ソン・アフロなど、本格的なヴィンテージ・キューバン・サウンドが味わえます。
曲順はシャッフルされていますが、アナログ盤『EXITOS DEL SON CLAVE DE ORO』(Maya – LY-70110)の全トラック収録されています。盤起こしと思われますが、ノイズも概ね取り除かれていて、音質もまずまず良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色CDが封入されています。(サプライヤーインフォより)