SILVANA ESTRADA / VENDRAN SUAVES LLUVIAS


タイトルは「やわらかな雨がふる」、メキシコの降雨量は年平均 750 mm、日本の降雨量は年間 1750 mmぐらいですから、雨によせる想いは異なるんでしょうが、” やわらかな雨” という言葉には何となく馴染みがありません、が、ま、それはそれとして、本アルバムで、やわらかな雨  “VENDRAN SUAVES LLUVIAS” という言葉が歌詞として歌われているのは9曲目、そのスペイン語タイトルを、訳すなら「知らないまま、行ってしまわないで」という曲で、そのクリップ映像の中には、なるほど、やわらかな雨が降っています。が、そのクリップを見ながら聴いていて、あれ?この人は、何か、ちょっと違うなあ…と、同じく、メキシコ女性歌手の先輩格であり、今や、メキシコを代表する女性 SSW、ナタリア・ラフォルカデあたりと較べても、同じく恋の歌なんだろうけど、何となく別物、綺麗な声をしているけど、スッとして、どこか凛々しい、そんな風に感じもしました。
で、この人、シルヴァーナ・エストラーダのデビュー当時のインタビューを読んでみると、なるほど、尊敬する先達として、故チャベラ・バルガス(当方も大好きな歌い手です)を挙げていたりする訳です。往年のランチェーラ女性歌手、チャべーラは、同性の女性のために歌ったとされている雄々しいような?自作自演歌手でした。そして、このシルヴァーナも、そのインタビューの中で、チャベラ・バルガスからの大きな影響を認めていて、同じように、同性に向けて曲を作って歌っているんじゃないのか?と、歌詞を読んでみると、そう、思えるふしがあります。ただし、チャベーラ・バルガスは男性的立ち位置で歌っているように感じたものですが、このシルヴァーナ、同性の女として歌っている感じがして、そこが、また、新しいのかも知れないなあ?って、間違ってたら、ごめんなさいなんですが、何はともあれ、これまでのメキシコ系人気女声SSW とは、また一つ異なる新鮮さ、繊細さのあり方を楽しませてもらいましたよ、

1 Cada Día Te Extraño Menos 3:34
2 Dime 3:40
3 Lila Alelí 3:26
4 Flores 4:43
5 Good Luck, Good Night 4:21
6 Tregua 2:10
7 Como Un Pájaro 3:30
8 Un Rayo De Luz 4:38
9 No Te Vayas Sin Saber 3:45
10 El Alma Mía 4:30

*MM誌2025年間BEST-LATIN部門1位になった作ですね!

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