
21世紀以降、ポルトガルのファド・シーンからは続々と実力ある女性歌手が登場しているが、このサラ・コレイアはその中でも群を抜いて大物感に溢れている。現在25歳のサラは、13歳のとき「ファドの偉大なる夜」というファド歌手にとっての登竜門といえるコンペティションに出場して優勝を果たすなど、早くからその才能が認められてきた。そして満を持して発表したデビュー作が自身の名前を冠した本作で、プロデューサーにはアンドレー・ヴァスやマリーザ、カルミーニョなどを手掛けてきた敏腕音楽家ディオゴ・クレメンテを、ギターラ奏者には若き俊英アンジェロ・フレイレを起用。冒頭はアマリアの名曲「ファドはポルトガルの心」をア・カペラのアレンジで聴かせ、その素晴らしい肉声を生々しく聴かせる。これぞ近年稀に見るファドの大注目作だ!(ライス盤インフォより)
1. Fado Portugues
2. Quando O Fado Passa
3. Sou A Casa
4. O Meu Bom Ar
5. Agora O Tempo
6. Ze Maria
7. Hoje
8. Lisboa E O Tejo
9. Veio A Saudade
10. Corrido Dos Botoes
11. Se O Mundo Da Tantas Voltas
〜25歳、デビュー・アルバムです。家族に連れられ、3歳からファドハウスに通い、8歳でファドのための詞をノートに書くようになり、13歳でコンテストで優勝、ずっとファドを歌い続けて来たそうです。そして3年間をかけてこのデビュー・アルバムにたどりついたそう(プロデュースはディオゴ・クレメンチ〜カルミーニョの別れた夫…)。このアルバムを作る際にこのサラ・コレイラが心したことは、ファドを聞かなくなったポルトガルの若い世代にも歌いかけよう、ということだったと言っています。そして、誰よりもアマリア・ロドリゲスを尊敬しているとのこと。なかなかの新人と見ました。ファドは死なず、というところでしょうか?
▽参考
VARIOUS ARTISTS / GUITARRA PORTUGUESA
V.A. / FADO 1950-1999
JOANA AMENDOEIRA / OLHOS GAROTOS
ANA MOURA / ACONTECEU