現在日本で最高のハワイアン・ヴォーカルを聞かせてくれるサンディーのライフワークともいえるのが、“サンディーズ・ハワイ・シリーズ”。その最新作が2年ぶりに登場。
一昨年に亡くなられた音楽評論家中村とうようさんからも「彼女には、前人未到のスケール大きい芸能の確立を期待しよう」と絶賛されたサンディー。これまでに様々なスタイルの音楽を聞かせてくれた彼女ですが、10代の多くを過ごしたハワイでの音楽体験がその大きな糧となっていることは言うまでもありません。そして1996年よりスタートした本シリーズは、音楽家としての彼女の大きな看板となりました。
そんなサンディーが2011年に発表した『サンディーズ・ハワイ 5』(MP-8016)から2年。新しいスタジオを構え意欲満々のサンディーが、『6』を飛び越し、新たな旅立ちの意味が込められた『7』というナンバーを今回タイトルに付けました。
ここでは古き良きハワイアン・ミュージックに新たなキラメキを吹き込んだ、21世紀型のアイランド・スタイルの音楽を目指していて、誰もが耳にした事がある有名な曲や、サンディーが密かに大切にしてきたとっておきのスピリチュアル・ソングなどを全19曲収録。もちろん山内“アラニ”雄喜をはじめとする一流音楽家たちが伴奏に参加し、しっかりとサウンド面をサポートしています。
そしてサンディーが常に提唱してきた“ピースフル”な音楽に浸りながら、心の楽園を築いていこうというのが本作の大きなコンセプト。この夏のハワイアンはこれで決まりです!
(メーカーインフォより)
で、柔らかなスティール・ギターがそえられた、スウィングする小唄っぽいナンバーが多かったり、軽妙な調子でフラ・リズムが刻まれるハワイ語曲も多く、コーラスを多用しつつ、とにかく肩肘張った感じが皆無の歌い口が続くこの新作、これまでの“サンディーズ・ハワイ”で一番親しみやすくもあり、そして後半、しだいに沖縄民謡や伝統チャント、静謐なスラック・キー・ギター伴奏曲が続いて、作品全体を深みあるものにして行きます。軽くて深い、イイ作です!この夏のハワイアンはこれで決まりですね!
1. Honolulu I Am Coming Back Again
2. Ma ‘ane ‘i Mai ‘Oe
3. Ke Aloha
4. Ei Nei
5. A ‘Oia
6. Butterfly Free
7. Mahina Kau Ahiahi
8. Holo Wa ‘apa
9. Piano Ahiahi
10. A Kona Hema
11. He Ipu Ha ‘aha ‘a
12. He Kama A Hina
13. Pohai Kealoha
14. Pua Tuberose
15. Tinsagu Nu Hana ~てぃんさぐぬ花~
16. Pili Pa ‘a
17. Blue Lei
18. Mi Nei
19. ‘O ‘Oe ‘Io