故アリ・ファルカのバンドでギターを弾いていたマリのヴェテランギ=サンバ・トゥーレ新作(欧州盤2作目)は、なかなか渋い境地のニジェール・デルタ系マリアン・ブルースを聞かせます。タマやジェンベ、あるいはソクやンゴニも聞こえるアンサンブルの中、故ロビ・トラオレをダルにしたような感じのギター&ヴィーカル・ブルース~あるいは、砂漠のブルースをちょっと湿らせたようなサウンドを堪能させてくれますよ。来日してくれたニジェールのボンビーノ/メンバーが言ってましたが、マンディング&トゥアレグの混血でもあるプールやソンガイの人々は、同じような言葉で同じような音楽をやってるんだぜ、とのことでした、なるほどね。