09年のボリウッドは今イチ盛り上がりに欠けるようですが、それでも後半に至って幾つか注目作が登場してます。音楽監督はカーシュ・カーレイのオーケストレーションで知られるサリム&スレイマン。サンジャイ・ダットが悪役のボスを演ずる映画の常で、アッパーでダークな曲ばかり並びます。スクウィンデル・シンが歌うミドルテンポの主題歌、新人ヒロイン、シュルティ・ハサン(カマル・ハサンの娘)が歌う主題歌の別ヴァージョンはロックテイスト。その他、アーシーなギターや、ヘビーなハウスビートなど、ギャンブルを描いた映画だけに全体にハードなサウンドが特徴です。