オーソドックスなテイストの東欧系JAZZ ピアノ・トリオ(ブルガリア出身ベルギー在、サビン・トドロフ&ベルギー人の3者〜ダブルベース奏者サル・ラ・ロッカにドラムス、リオネル・ブーヴァン、加えてサックス / フルート奏者スティーヴ・ホーベンほか) vs ブルガリア女性コーラス4人組!お客さんの中村さんにご推薦いただいたCDです(感謝!)。なんだか予想通り(いや予想外?)の結果をストレートに伝えてくれる異種音楽スタイルの並行演奏&歌唱、溶け合うというよりも溶け合わずに響きあう感じが、なんとも面白いじゃないですか!?ブルガリア伝統音楽の音階をピアノに散りばめつつも、ベルギー人3者とのインタープレイにおいてクールなJAZZを演じるサビン・トドロフの伴奏に、コードやリズム上では寄り添いつつも、多くは伝統に根ざしたブルガリアン女声ポリフォニーを淡々と歌い綴る4人(1989年結成〜Christina Anastasova, Fanka Koynarova, Vichka Nikolova and Tonka Koleva)。つまり、互いにそれほど歩み寄っているとは思えない音楽性が、平行線をたどりながらも一つの楽曲を演じるというアンビヴァレンス&スリルが面白いんじゃないかと!?
オマケ▽