RUMBATA / GRACIAS A LA RUMBA

ルンバとバタ(サンテリーアで使用するタイコ)というキューバのアフロ系ルーツを代表する2つの名称を組み合わせた名前を冠する1996年カマグエイで結成されたルンバ・グループのサード作。ファースト作では、同郷のマノリート・シモネーがプロデュースしていました。また前作では、豪華ゲストが大勢参加していましたが、本作はそんな派手なトピックはありませんが、そうだからこそこのグループの本来のスタンスが前面に出ていて興味深いです。基本、トラディショナルなアフロ系パーカッション・アンサンブルをベースにしていますが、オサイン・デル・モンテなどの最近の若手グループ同様、ヒップホップ的な感覚やアフリカのヨルバ系パーカッション・アンサンブルにも通じるような、有無言わせぬ疾走感が新鮮ですね。
基本的にオリジナルですが、パブロ・ミラネスとオスカル・デ・レオンの曲を1曲ずつ取りあげています。
録音も良く、パーカション一つ一つの粒建ちのいい音像も、このグループの臨場感を出すのに一役買っています。
(サプライヤーインフォより)

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