16歳でシングル・デビューしたフランスの女子SSW、1st アルバムはハタチの時、本盤は、2019年の2nd から3年を経てリリースされたポム(クレア・ポメ)の 3rd アルバムとなります。デビューから9年が経ってますから、今年25歳ということになるわけで、そろそろ大人の女の歌声が聞けるのかな、という予想もあったわけですが…、まさか、キノコになっていたとは、予想だにしませんでした。
加えて、その音楽性に関しても、ブルゴーニュ、パリ、モントリオール、ケベックのオルレアン島、さらにはオンタリオといった場所で作詞作曲されという収録12曲、結局、自分自身の子供時代の光景や心のありようを記憶に沿って歌っているらしく、場所は変われど、その幼児退行願望(?)は変わらないようですね。
とはいえ、その囁くような歌い口、うまく歌う気なんてないでしょうから、うまくなったとは言いませんが、ちょっと落ち着いた雰囲気が漂っているような気もします。伴奏もマンドリンやオートハープなど、繊細かつシンプルな弦の響きが耳に残り、少なくともエキセントリックを気取っているわけではないことは伝わります。
1 22:51
2 Jardin
3 Dans Mes Rêves
4 La Rivière
5 Nelly
6 Septembre
7 Bleu
8 When I C U
9 Puppy
10 Tombeau
11 Allô
12 B.