ラムリー&サローマの1960年代前半、シンガポール独立前の映画挿入歌集ですね!
多くはデュエットで歌っています!
マレイシア音楽の父として知られるP・ラムリーと、その奥方で最高の女性歌手サローマの歴史的録音を集めた新しい編集盤がマレイシアNSRレーベルから登場しました。P・ラムリー(1929-1973)は40年代から活躍。歌手/作曲家としてだけではなく、映画の分野でも監督/主演、そしてサントラまでも担当していたマルチぶりで、50~60年代のシンガポール~マレイシア一帯で最大のスターでした。また奥さんのサローマ(1935-1983)はポップスから伝統歌謡までこなした実力派シンガー。マレイ歌謡の礎を築いた大歌手として、その歌唱スタイルは今のシティ・ヌールハリザにも受け継がれています。
そんな二人の名曲を集めた編集盤がテーマごとに2作発売されました。『映画音楽集』はその名の通り、彼らが出演した映画(主に50年代)で使われた音源を集めたもので、もちろんラムリー、もしくはサローマが歌っています。そして『デュエット曲集』は、夫婦ならではの甘いハーモニーが楽しめるデュエット曲を集めたもの。ジャズやラテン、そしてロックンロールと、50年代らしいアレンジも秀逸です。しかもいずれも2枚組というヴォリュームです。
以前マレイシアEMIから出ていた編集盤が軒並み入手困難になってしまっただけに、今回の復刻は非常に有り難く感じるファンも多いことでしょう。マレイシア音楽の定番アイテムとして是非とも!(インポーター資料から)