ORIANE LACAILLE / IVIV

いいジャケットですね!
インド洋レユニオンから、島のリズムに乗せて、そよ風のような歌声を届けてくれるオリアーヌ・ラカイユ、デビュー作!
なんでも、レユニオンの伝統歌謡から発した“マロヤ”のアコーディオン弾き語り、ルネ・ラカイユの娘さんだそうで(確か、父&男兄弟と親子トリオでアルバムが1枚ありました>★)、十代前半からウクレレ弾きながら父とステージに立っていたそう。そーか、マロヤでウクレレで、このジャケット。オリアーヌという名はプルースト『失われた時を求めて』に出てくるよねえ、と、年末初回入荷時に居合わせた粕谷センセイが言ってましたけど…、関係ない?
で、ルネ父さんも、マロヤのSSWとはいえ、どちらかと言えば、ミクスチュアー系でしたけど、このオリアーヌも柔軟な解釈でマロヤを演じていることはお聴きの通り、ですね。だいたいウクレレを弾きながら歌っていること自体、マロヤ / ルーツ派ではないことは自明ですが、それにしても、島のブルースと呼ばれもするマロヤがこんなに淡麗な歌い口で綴られること自体、これまでに無かったことかと。でも、カヤンブ(箱状のマラカス)のリズムも聞こえるし、楽曲的には確かにマロヤ中心なわけだし、>アラン・ペテルスあたりの影響も聞こえるし…、ということで、マロヤの新展開として、注目したいところですね。なお、ゲストにはレイラ・マッカラ&もちろんルネ父さんもアコーディオン弾いていますよ。
で、だからなんだ、ということにもなりますが、当方、この人を初めて見たのは>こちらで、でした。

1.Je Suis La Fleur Qui Ne Poussera Jamais
2.Kaf Do Lo
3.Li Bat
4.L’Unique Mot
5.Iviv
6.Aouicha Dancefloor
7.Flèr
8.Lam La Mer
9.Ride
10.Timo
11.Mi Pans Aou

 

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