「オルケストル・トゥー・ピュイサン・マルセル・デュシャン」(以下OTPMD)はスイスのジュネーヴの6人組(うち女性二人、そのうちの一人はアフリカ系女性)で、アフリカっぽいバンド名(cf. TPOK Jazz)にコンセプチュアル・アートの祖マルセル・デュシャン(便器を作品にしたり、モナリザにひげをつけた芸術家)の名を冠した、ちょっとハイブローなミクスチャー感覚が特色。ヴァイオリン、マリンバ、ギター、ンゴニ(ハラム)、トロンボーン、ダブルベース、ドラムスのアンサンブルに、か細くけなげで、若い頃のブリジット・フォンテーヌの挑発性もあるリズ・モスカローラのヴォーカルが絡み、アフロビートあり、トムトム・クラブあり、ラスト・ポエッツあり、カリプソあり…。これが3枚めのアルバムで、プロデユースはジョン・パリッシュ(JP Harvey, Eels…)。ブリストル録音!