1年半ぶりに来日帰国した当店ナイジェリア盤サプライヤーと話をしていて、アデとオベイ、どっちが好き?と尋ねると(こーゆー難しい質問自体、無礼ということになるのかも知れませんが…)、当然、彼はこう答えるのでした。「どっちも好きだ」…と、(たぶん、そう、わたしもそう答えるでしょう)でも、「ダンスをするならアデ、リスニングならオベイだな、」と、鋭い回答を返して来たのでした。で、「若い頃は断然、アデが好きだったけど、歳を取るとともにオベイが好きになって来た」と、わたくしが応えると、「そのとおり!」と、相好を崩すサプライヤー氏でした。なんだかんだで、70年代からジュジュを聞いてきただろう地元ヨルバのリスナーも、「みんなアデも好き、オベイも好きだけど、歳とって、呑みながら聞くならオベイの方じゃないかな」と聞いて、今度はこっちが相好を崩す番、本作なんて、その最たるもの?気持ちイイことこの上ナシ、いわゆる、タマラン!ってヤツです。
74年作、この辺は、LP時代には、なかなか聴くことができなかった時期なので(80年代に日本国内にナイジェリア盤LPが入荷していた頃も、入荷が無かった作かと…)、このCD、嬉しい方も多いハズ。
1974
Chief Commander Ebenezer Obey & His Inter-Reformers Band
Iwalka Ko Pe (Decca WAPS 218)
[A] Iwa Ika Ko Pe / Gbogbo Bi A Ti Nse / Maa Se Niso / Ninu Odun T’awa Yi Edumare Jeki A Lowo Lowo / Ori Mi Ma Jeki Nte
[B] Motun Gboro Agba De / Imole De / Ilu Mi Ko Kere / Egba National Anthem / Lai Ku Ekiti / Jinadu Isale Eko / Eyo O