リオの若手音楽家が大勢集まり結成された〈オルケストラ・インペリアル〉でフロントを務めていた女性歌手ニーナ・ベケールと、その旦那さんでマルチ楽器奏者のマルセーロ・カラードが、なんともゆる~いMPB作品を発表してくれました。ここでは、トロピカリア~初期のMPBを思わせるやや懐古的なブラジリアン・サウンドや、サイケデリックかつフォーキーなソフトロックなどを、ややアンニュイながら愛らしさを感じさせるニーナのヴォーカルと共に手作り感覚溢れるアレンジで聞かせています。プロデュースはマルセーロと、O RAPPA、MUNDO LIVRE S/A、SKANKなどを手掛けてきたカルロス・エドゥアルド・ミランダが共同で担当。