70年代生まれのフランス/シンガーソングライター、フラフラの語りっぽい歌い口で、トム・ポワソンやベルトラン・ブラン型のアンニュイ・ダンディー系アルバムをこれまで2枚リリースしているそうですが、この3作目、タヒチ出身の才人、ジャズ/インプロ界でキャリアを磨いたグレッチ・ギターを操るマルチ・インストゥルメンタリスト=モアナアテア・テパリイのアレンジ&音作りを得て、メランコリーとデカダンス漂うイイ感じの作に仕上がっています。ほどよい狂気の装いが隠し味、ガラクタっぽいパンキッシュなシャンソン?結構オススメです。