ギリシャ美人歌手ナターシャ・テオドリドゥ20156年の14作目です。これまでにリリースした13枚のアルバムはギリシャにおいて、すべてプラチナムもしくはゴールド・アルバムとなっています。1960年以来の統計ですべての女性歌手の中で12番目にレコード&CDを売った女性歌手ということで(もちろんTOP はハリス・アレクシーウでしょう…?)、1990年代後半のデビューということを考えれば、ま、人気のほどがしのばれるというものです。淡々とロマンティックで哀しいラヴソングを歌い続けて来た女性であり、これからもそれは変わらないでしょう。伴奏もスタンダードでPOPなモダンライカ・スタイル、何ら特別な工夫は無し。歌い口に何か特別なアクやキャラが備わっているわけでもなし。が、女ヤニス・パリオスとでも言ってみたいような(失礼、そんなお歳じゃないですね)、フツーならではの凄味??を感じます。中庸の素晴らしさ、存分に味わい下さい!(って、前2013年作のコメントが、ほぼ、そのまま生かせる2016年作なのでした)