このところリリースが少なくなってしまったROTANAですが(?)、熟女ナジワ・カラムの11年作だけはやっぱりリリースしてきましたか! 一曲目、情熱的なサルサピアノに「ドゥンタック」という口タブラ、そしてデプケのリズムが始まるというモダンなのかド田舎なのかわからない、という意味ではグローカルなポップと熟れた美声の組み合わせ、どうにも止まりません!続く二曲目、三曲目もデプケ~ドドンパのリズムにボコーダーメリスマ、これはド田舎伝統回帰作ということでしょうか? もちろん文字情報などありませんからあくまで推測ですが。と引き続き聞いているうちに、速くなったり、スローになったり、少々エレクトロやギターが入ってきたりはしますが、やっぱり安っぽいシンセがソロを取り、オヤジコーラス隊を並べた全編デプケです。これはオマール・スレイマンの欧米での成功がアラブにフィードバックしたのでしょうか? 文字情報などありませんからあくまで推測ですが、ハイ。これまでの都会的な彼女ではなく、ベタなアラブ女性歌手、イイじゃないですか!