MONIQUE FERNANDEZ / BILOCADA

錚々たるゲストと繰り広げるコンテンポラリー・フォルクローレのスペクタクル。何とこれが初作、しかもカルロス・アギーレ主宰のシャグラダ・メドラから、Youtubeでの映像、イラスト、そして音楽CDとそれぞれが連携した複合アートとして提示されるのは、女優として映画出演も果たした女性S.S.W.のモニーク・フェルナンデス。
カ・セカ・トリオの楽曲などをレパートリーとした音楽グループに歌手として参加、近年衝撃を受けたのがタチアナ・パーハとアンドレス・ベエウサエルト、或いはヴァルダン・オブセピアンとのデュオで、彼らのレパートリーは何度も繰り返し聴きこんで研究したというネウケン出身のモニーク・フェルナンデス。フアン・ビレガス監督の映画「Victoria」にも出演しているそうです。フォルクローレのギター奏者として活躍するセルヒオ・サバラと個人的に楽曲を作り始め、レパートリーが固まってから4年。独自の美学に基づきマテリアルが揃うまで慎重に準備を続けた結晶が、2020年にデジタル配信を開始した本作。サンティアゴ・”タルカ”・アリアス(ラ・カンゴラ・トゥルンカ)の叙情的なバンドネオンに導かれる”Tema de Bennu”はセルヒオ・サバラとの共作曲で、情感と母性溢れる唄い方はメルセデス・ソーサやリリアナ・エレーロのそれを彷彿とさせます。このプロジェクトのトピックは全7曲中、3曲のルイス・アルベルト・スピネッタ作品にオマージュを捧げている点で、m-2″Muchacha, Ojos de Papel”とm-6″Durazno Sangrando”は、ピアノ奏者/コンポーザーのダミアン・セニによって、メランコリアを存分に感じさせてくれる編曲が施されています。中でもアンドレス・ベエウサエルトのepを用いたフュージョニックな解釈が光るm-4″Tema de Titania”は、スピネッタがミュージカルの舞台のために書いた未発表曲という特別な一品。m-5″El Viaje”にはフアン・パブロ・ディ・レオーネ(harmonica)、マリアノ・”ティキ”・カンテイロ(drs)が参加、最終曲m-7″Epilogo para Jazmin”ではモニークがカリンバの弾き歌いを披露しています。本アルバムのデザイン/イラストレーションはタチアナ・カテラニ、
〜サプライヤーインフォより

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