ミネ・ゲチェリ2014年末リリースの新作、サード・アルバム再入荷しています。これまでで一番イイんじゃないでしょうか?少なくとも、ここまでの3作の中で一番、軽いタッチで、透明でいて憂愁に溢れる歌声が聴けるのは確かです、と、思います。ところで本作の収録曲は、トルコのミネ・ゲチェリのファン達から、彼女に一番歌って欲しい曲は何?と募集して決めたそうです。なので、81年のデビュー曲が大ヒットとなるも、その後、忘れられてしまったオズキュン系女性歌手 Banu の “Unutulur” や、60年代から活躍した古典系女性歌手 Muazzez Abacı の “gözümde özleyiş gönlümde acı” 、ハルクやサナートを歌った女性歌手 Figen Genç の 99年のヒット “Nazende Sevgilim” などなど、まさに、ミネ・ゲチェリにピッタリといった意外性のない?選曲になっています。誰もがミネ・ゲチェリに似合う、憂愁溢れるゆったりとした曲を選んでいるので、ま、当然、本領発揮ということになるでしょうね。彼女のファン、一般リスナーはよくわかっていらっしゃる!としか、コメントしよーがなありません。あとは、セピアな風合いのアンサンブルに漂う淡々と力まない端正な歌い口に揺れて酔うしかありません。