vol.１とあるので、新人でしょうね、去年の作ですが、見逃していました。爽やかな雰囲気漂うエチオＰＯＰ〜コンテンポラリー・エチオピアン作品です。全体、節まわしは薄口で、その分、サラッと聞きやすくなってはいますが、それぞれの曲想の土台は、やはりエチオ・スタイルが生きています。彼の国には珍しい語りかけるようなソフトな歌声を聞かせているので、この人、ＳＳＷなのかな？と思いましたが、そーでもないようで、Yamlu Mollaという人が中心に曲を書いている模様（ついでに、ミックスとマスタリングもそのヤムル・モーラがつとめていますから、２人３脚的なデビュー・アルバムなんでしょう）。その歌い口同様、音作りやリズム感もライトかつシンプルな感触で、ミキィ・ハセット自身のソフトな歌い口に似合っています。で、だんだん聴いているうちに、このアルバムのコンテンポラリーな“爽やかさ”は、付け焼き刃っぽいものではなく、じっくり練られ、生み出されたような気がしてきました（と、即バックオーダーし、もっと売るつもりで長めのコメントを書きましたが、既に現地品切れだそう…現品限りとなってしまいました。ということは、現地人気もあるんですね）。

追伸・既に売り切れましたが、ヤムル・モーラは自らスタジオを経営する売れっ子プロデューサーだそうです。＞★（Hさんからご指摘いただきました）。当店入荷品では、＞こちらや＞こちらがヤムル・モーラの制作でした。やっぱりライトな歌い口の女声達ですね、

1. Degagime (ደጋግሜ)
2. Hulu (ሁሉ)
3. Wey Wey (ወይ ወይ)
4. Mindayie (ምንዳዬ)
5. Bezemene (በዘመኔ)
6. Lottery (ሎተሪ)
7. Sew Serash (ሰው ሰራሽ)
8. Atalay (አታላይ)
9. New (ነው)
10. Aye Aye (አዬ አዬ)
11. Takach New (ታካች ነው)
12. Tiru (ጥሩ)
13. Sinidu (ስንዱ)