90年代から活躍するミカリス・ニコルーディス~サズ / バグラマーなどマルチな弦楽器奏者にして男性作曲家による久々のソロ名義作品です。この人の常道として女声をフィーチュアーすることが多いのですが(昔はイヨータ・ヴェイの歌でアルバム1枚作ってました)、今作も全編でフィーチュアーされている二人の女性歌手マリアンナ・プリフロニディ& デスピナ・ハヅィニカラウがとてもイイ!~二人ともアルヴァニターキを想わせる澄んだ発声で、全曲を歌っています。地味ながら、ギリシャ的弦を前面に響かせつつ、フォークロック風のNEOライカサウンドを作り出すミカリスのアレンジも玄人好みです。メローディーのはっきりした親しいやすい曲が並ぶところもOK!これもまたオススメできるギリシャ作です。