「幻のヒュー・トレイシー・レコーディング・シリーズ」のプロデューサーとして、また SWP RECORDS の主催として、そしてパーカッション/ドラムス・ミュージシャンとして活躍するマイケル・ベアードの作品。前作 ”THE RITMOLOOG CONTINUES” は即興的ジャズ要素と確信犯的なアフリカン・ミニマリズムの不思議なアンサンブルでユニークなアンビエント作品に仕上がり、ワールドミュージック好きではなく、一部のダンス・ミュージックのリスナーに噂となりカルト的珍盤となっています。もちろん今作もこの摩訶不思議なアンビエント空間はもちろん健在。ザンビア産まれで、アフリカ音楽が身近にあった彼ならではの天然ミニマル感覚がいかんなく発揮されています。とぼけたコーラスや突然入ってくるダンス・ビートなど突拍子もなく、アフリカ音楽のトリッピーな解釈と愛が詰まっていますね。ジャズとアヴァンギャルド・ミュージックとワールドミュージックの狭間にある変わった感性~ユニークです。
▽参考?