本作の主人公はメロン・マグイラスことミゲル・エスコラ・サンフアネス(1970~2012)。彼は00年代のバルセロナサウンドの原点の一人とも言えるボーカリストでした。1987年ロス・トロンチョスというグループでデビュー、解散間際にはムチャチートがなんとドラムで参加。93年からはトライメロンというバンドを結成。ムチャチートが正式にギター/ボーカルで参加しています。その後2012年に亡くなるまでマグイラスというグループで活動してました。そんな彼のトリビュート&編集盤。
聴いてわかるように塩辛声とルンバ、ブルースやファンク、フラメンコ・ロックを融合したムチャチートのスタイルの原点は彼にあったわけですね。ちょっと影のあるいい声で、メスティサヘ/マヌ・チャオ系とはちょっと違うメロディックで大人な都会のバルセロナの音。ブックレットにはムチャチートによる追悼文も。
そういったストーリー抜きにしても、ムチャチートやスペインのフラメンコ・ロック系、もちろんRADIOCHANGO系リスナー。スペイン語圏ロック/SSWに興味ある人には是非。(以上、サプライヤーインフォより)>★ ★ ★