*実はここ数年、マリア・ビクトリアのベスト盤CDを当エル・スール・レーベルで出せないものかと、シングルやLPの状態のイイものを買い集めたりもしていたんですが、Mexico RCA の “Serie Del Recuerdo” やら、この スペイン VINTAGE MUSIC からの2枚のCDやら、結局、おいしいところ(50年代後半音源)の多くがCD化されてしまったので(音質はともかく)、諦めることにしました。特に本CD(CDR という噂もありますが、黒盤なので見分けがつきません)の選曲はナカナカのもので、マリア・ビクトリアという歌い手の良質な側面 / 時期に沿った、良好な選曲じゃないか、と思えるコレクションです、よね(それにしてもこのレーベルの安っぽいジャケはどーにかならないものか?)。
1933年生まれのメキシコの女優/歌手マリア・ビクトリア。本作は、1950年代後半のRCA音源を組み合わせたものと思われる、12曲入りのリイシューです。
アルバロ・カリージョの「ジャ・ビビモス」、アルフレード・ヒルの「ミ・ウルティモ・フラカソ」他、オーケストラをバックにしたボレロ系のモダンな音作りですが、ホセ・アルフレード・ヒメネスのナンバーを演じた2曲で特に顕著なのですが、ランチェーラ的な情感も交えた歌唱で聴かせます。
盤起こしと思われ、若干の音擦れなどありますが、音質はまずまず良好です。紙スリーブ・ジャケに、レコードに模した黒色盤が封入されています。(サプライヤーインフォより)
1. Como Un Perro – Severo Mirón
2. Tu Lugar Vacío – Ruben Fuentes
3. Aquí Me Encontrarás – Juan Arrondo
4. Voy A Vivir Sin Ti – Ema Elena Valdelamar
5. Me Duele El Corazón – Chucho Martinez Gil
6. Ya Vivimos – Alvaro Carrillo
7. Mi Último Fracaso – Alfredo Gil
8. Mil Besos – Ema Elena Valdelamar
9. Venganza – L. Rodríguez
10. Poco A Poco – José Alfredo Jiménez
11. Pa Todo El Año – José Alfredo Jiménez
12. Quiero Aprender – Gene DePaul, Sammy Cahn