まるで私信を綴るように親密で、センシビリティに富んだミナス、ベロ・オリゾンチ出身の男性S.S.W. マルコス・カタリーナ。
自身の唄とギターに、楽曲も共作するマルチ・プレイヤーのマリオ・ワムザーのギターやドラム、加わってもアコーディオンやサックス一本と至ってシンプルな構成で、コンポージングの秀逸さを際立たせるマルコス・カタリーナのアルバム。ビトゥーカ大学でポピュラー音楽を学び、サンバ・グループのバンドレレーに参加、兄弟のヴァンデル・リー、イヴァニア・カタリーナのショーへの出演で尊敬するミルトン・ナシメントと共演も果たしています。ここに収められているのはマルコス・カタリーナの自作楽曲群で、これらを持って参加した幾つかの音楽祭では軒並み高い評価を収めています。ミナス・ジェライス産のたゆたうようなメランコリアに満ちた旋律、アフロ・ブラジルのアコースティック音楽からの影響が色濃くみられる黒っぽい楽曲に、メロウでアーバンなサンバにサンバ・ホッキ、これらが入り混じって紡ぎだされた至極パーソナルな、これぞシンガー・ソングライターものというタッチの一枚。(インポーター資料から)