MARCIA / VAI E VEM

1982年リスボン生まれ、若き日、美術と映画を学び、ジャズ・ヴォーカルのレッスンもしたそうです。その後、> Real Combo Lisbonense に参加、並行して2009年には5曲入りミニ・アルバムCDでSSWとしてソロ・デビューしました。2010年にはリアル・コンボ・リスボネンセのメンバーのフォローを得て、ファースト・アルバムをリリース。その後、13年にセカンド、15年にサード、そして18年の本作が、今のところ最近作となります。
表題曲には、ファドにブラジル音楽の要素をミックスした作風で人気を得た、ヴェルヴェット・ヴォイスの自作自演歌手、アントニオ・ザンブージョが参加、ほか、インディーロック or オルタナティヴ・フォーク系人気ソングライターであるにも関わらず、多くのファド女性歌手にも曲を提供しているSSW、サミュエル・ウリア、姉のルイーザ・ソブラルとともに、ポルトガルのみならず、欧州各国でも支持されているサルヴァドール・ソブラル も参加、デュオをとっています。
というわけで、今やポルトガルを代表する男性SSW3者をゲストに招く女性SSW、マルシア、彼の国での人気のほどが推し量れようというものです。基本自然体、フォーキーで、力まず、飾らず、さり気のない会話のようにも、独り言のようにも歌うマルシア、ポルトガル語の発声に似合う曲想の中に、なんというか、少しインテリジェンス、ボーッとした人柄、サッパリした性格だけど、ひとり過ごすのが好き、とか、なんとか、そーいった風情が漂っているところ、けっこう魅力的に感じる、ということはあります。
 
1 Tempestade 3:37
2 Vai e Vem (with António Zambujo) 4:40
3 Corredor 2:22
4 Manilha 2:36
5 Emudeci (with Samuel Úria)    2:56
6 Mil Anos 3:22
7 Agora 3:00
8 Pega Em Mim (with Salvador Sobral) 3:56
9 Tempo de aventura 3:32
10 Do Que Eu Sou Capaz 3:15
11 Amor Conforme 3:27
12 Ao Chegar 7:00

 


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