多才な器用さが光るS.S.W.マヌ・ラフェールがベテラン女性サンバ・シンガーを招いて〜
正統派のMPBからジャズ、欧州サントラを思わせるバブルガム・ポップまで、スタイルを少しずつ変えてブラジルのポピュラー音楽の魅力を伝えてきた器用なミュージシャンがマヌ・ラフェール。今回はサンパウロの音楽一家に生まれ、セスキからのオリジナル・アルバムや、アドニラン・バルボーザやカンデイアらの作品を解釈したショー企画に加え、自らバー・ヴォセー・ヴァイ・セ・キゼールを経営、サンバのグローバルな普及に貢献したとして議会から表彰も受けているベテラン女性サンバ・シンガーのグラッサ・ブラガことグラッサ・リマをメイン・ヴォーカルに据え、ゴージャスなアンサンブルで様々なサンバの様式に則ったコンポジションを披露。
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブの制作も務めるマエストロ、スワミ・ジュニオール(b,g)のプロデュース/アレンジによるアンサンブルはビッグバンドのガフィエイラ・サンバから、スモール・コンボの新鮮な挑戦に、潮の香るバイーア・スタイルまで、ルイジーニョ・セッチ・コルダス(7str. g)、エンリケ・アラウージョ(bandolim, cavaquinho)、ドウグラス・アロンソ(per, drs)、ファビオ・タギリアフェーヒ(viola)、フビーニョ・アントゥネス(tp)、トニーニョ・フェハグッチ(acc)、ヴェロニカ・フェヒアーニ(cho)、ブルーナ・カラン(cho)ら一線級のミュージシャンたちに、マテウス・アレルイア(vo, “Preto Velho”)、ジェルマノ・マチアス(vo, “Amigo de garfo”)、オズヴァルヂーニョ・ダ・クイーカ(cuica, “Milagre brasil”他)らサンバのレジェンドたちによるゲスト参加、ジャズ界からはエイフッド・アシュリー(p, “Nascimento”)、ジャック・ウイルキンス(g, “Just wondering”他)を迎えています。そして何よりこれらのゴージャスなサウンドをリードするのが、溢れる母性愛で包み込むような安定感のグラッサ・ブラガの唄。マリオ・デ・アンドラーデの詩作を下敷きにした”Milagre Brasil”に、女王ベッチ・カルヴァーリョのレパートリーと同名の”Vou festejar”、ジャック・ウイルキンスと共作したバーデン・パウエルに捧ぐ二曲”Tântrica”、”Just Wondering” とマヌ・ラフェールのサンバ愛がロジカルなコンポジションの数々からこぼれ出します。(サプライヤーインフォより)