特級のグルーヴがあふれる“アフリカン・ニューウェーヴ”! サリフ・ケイタだけでなく、さまざまなアフリカン・アーティストのもとで長年バック・コーラスを担当していたのが、このママニ・ケイタ。2001 年にフランスの音楽家と連名でリリースした『エレクトリック・バマコ』が大きな話題となったが、本作で初めて完全なソロ名義のアルバムを発表してくれた。 ギター、ンゴーニ、パーカッションというシンプル極まりない編成だが、アレンジも担当しているギタリスト、ジェリ・ムッサ・クヤーテはアフリカ当代きって のヴェテラン・リズム・ギタリスト。そんな彼がここではエフェクターを多用しながらも特級のグルーヴを紡ぎだしている。そのいまだかつてないサウンドは、 字義的にもジャンル的にも、まさにアフリカ音楽の“ニューウェーヴだ! (メーカーインフォより)
ケイタ、と、つくからにはやっぱり高貴な生まれのようですが、それはともかく、マンデ系変拍子に上手く乗るクールな発声が魅力ですねえ。で、どこかで聞いた感じと思ったら(ま、ワスルじゃないですけど)、女性版イッサ・バガヨゴかも?そういう感じのやや抑揚をおさえて歌うタイプなので、あとはバックしだいということになりますが、ギニア出身ヴェテラン・ギターのジェリ・ムサ・クヤーテによるシンプルかつツボを得た演奏が実にフィットしてますねえ!