MAKOTO KUBOTA / KAUAI MARCH 05

☆久保田 麻琴 / カウアイ マーチ オゥ ファイヴ
ABY-016自然音と、人口音と、楽器音と、歌声が、こんなに見事に共生してるのは聞いたことが無い。眼前に広がるリアルに聞き入って、これはカウアイに行って来たという事にしてしまおうと思う。24bitの波の音をお土産に。(鈴木 慶一)
ここには疫病も害虫もいなかったというかつての楽園のハワイがある…観光客に毒される前の総天然色パラダイス。祝福を受けた後、突然久保田麻琴に降りてきたというオープンチューニングは最高に気持ちいい響き。今年の夏はこれがあれば。クーラーかけずに過ごせそうだ。(中西俊夫)
“南嶋シリーズ~ミャーク”、“ぞめきシリーズ”のプロデュース、さらにBLACK WAX、濱口祐自、タクシー・サウダージなどの発見やプロデュースと、近年さらに精力的に活躍する“旅する音楽プロデューサー”久保田麻琴。最近でこそ自身名義のアルバム発表がありませんが、以前からのファンには久保田麻琴=素晴らしいアーティストであり、久保田自身のアルバムを早く聞きたいという方も多くいます。
本作は、そんなアーティストとしてのすばらしさを十二分に感じさせてくれる2005年作の復刻アルバムです。
ハワイ諸島のなかで地学的にもっとも古い島とされるカウワイ島。そのワイメアという街の教会で出会った音楽体験から製作されたのがこのアルバムです。ハワイ語で歌われる賛美歌や教会音楽にスピリチュアルなものを感じた久保田麻琴が、その音楽を司っているカネヘレ・ファミリーの若き娘さんらに焦点を絞り、そこにギャビー・パヒヌイの息子、シリル・パヒヌイによるギター、カウアイ島在住のシンガーでダンサーのアーンティ・ナニ・ヒガの歌、そして久保田麻琴自身の歌や彼がワイメア滞在中に思いついたオープン・チューニングの12弦ギターが絡み合い、さらに寄せては返す波、峡谷を渡る風、鳥や虫の鳴き声などの自然音を散りばめ、一つの世界を作り上げたのが本作です。
もちろん今回の復刻に際し、久保田麻琴自身によるリマスタリングが施され、よりヴィヴィッドな音像と、それにともなってワイメアのスピリチュアルな空気感も一段と増しています。
ハワイ音楽ファンからワールド・ファン、さらにヒーリングや癒し系のファンの方々にも、十分満足していただける作品です。(以上、メーカーインフォより)

*いいですねえ、やっぱり。何というか、久保田麻琴さんは音楽を、空間としてとらえるのが実に上手い!あるいは土地や時の流れと結びついた記憶としてとらえるのも実に上手い!そんな感覚がハワイの地で見事に発揮された作だったと思います。音楽を聴いているというより、“カウワイ島を聴いている” 気になれるCDです。ちょっと早いんですが、夏のBGMとして、サイコー!

曲目表:
1. Lihue (Makoto Kubota)
2. The Dolphins (Fred Neil)
3. Aloha E (Makoto Kubota)
4. Haawi Ina Kanaka I Manawa (Makoto Kubota)
5. Waimea Sunset (Makoto Kubota)
6. Aloha Kauai (Aunty Maiki Aiu)
7. Kikiaola Morning (Cyril Pahinui)
8. Aloha Iesu I’au (Ohana Niihau)
9. E Mele Au (Like)
10. Charmagne (Cyril Pahinui)
11. Mahalo Ya Iesu (Kaehulani)
12. Kunihi Ka Mauna (trad.)
13. Niihau Suite
*Ona Ona (trad.)
*To Kekaha (Makoto Kubota)
*Kuu Hoomana (Mama Ane Kanahale)
*Niihau Wind (Makoto Kubota)
*Give Human A Chance (Makoto Kubota)
*Oli (trad.)
*Ona Ona (trad.)
*Boat To Niihau (Makoto Kubota)
14. Nakea Kua Mai (trad.)

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