*現代ブラジルの秘めたる才覚、精神科医にしてボサ・ノヴァ作曲家 – ルイス・ミランの2023年4月21日発表新作は世界一流のミュージシャンたちと。
今回米国をはじめ世界中に発表されるルイス・ミランの5枚目の作品は、参加メンバーの顔ぶれを見るだけで驚きます。デヴィッド・サンボーン(as/グラミー6回受賞)、ランディ・ブレッカー(tp/グラミー7回受賞)、マーク・イーガン(b/パット・メセニー・グループ)、バリー・フィナティ(g/マイルス・デイヴィス)、ジョン・トロペア(g/ポール・サイモン、ジョン・レノン)、マイク・マイニエリ(vib/ポール・マッカートニー、ダイア・ストレイツ)、そして小野リサやクレモンティーヌにジアナ・ヴィスカルヂといった国際色豊かな女性シンガーたち。編曲も務めるミシェル・フレイデンソン(p)を中心に、シルヴィオ・マズッカ・Jr.(b)、ジョルジ・ピニェイロ(g)、エドゥ・ヒベイロ(drs/トリオ・コヘンチ)、テコ・カルドーゾ(ss,flute/ヴェント・エン・マデイラ)らをパーマネントなメンバーに、上記の名だたるゲスト・プレイヤーたちが曲ごとに登場、ルイス・ミランによる叙情的でエレガントなボサ・ノヴァ作品を演奏してゆくという内容。ギター奏者としてクレジットされるジョルジ・ピニェイロやピアノ奏者ミシェル・フレイデンソンと共作されたオリジナル・コンポーズの数々は、詩的でうつろい行く風景や心情を描きとった、彩り豊かなもの。これを一流の音楽家たちと、サンバ・ジャズだったり、管弦とのチェンバー・アンサンブルだったりで表現してゆきます。冒頭”Pacuiba”では作曲家ルイス・ミラン本人とジョン・トロペアのジャズ・ギターが共演し、続く英語詩”Full Moon”ではマーク・イーガン + ブラジル勢のバックとニュー・ヨーク・ヴォイシーズのコーラスが流麗なアンサンブルを、そして洒脱なサンバ・ジャズm-3″Ander Descalço”ではジアナ・ヴィスカルヂと、m-6″Morungaba”では小野リサの柔らかな声と、それぞれランディ・ブレッカーが共演というのも聴けます。合間のm-5″Madrugada”はマイク・マイニエリのヴィブラフォンとエディー・ダニエルス(cl)をフィーチャーしたインスト曲だったり、仏語詩のm-10″Montparnasse”ではクレモンティーヌとエディー・ダニエルス(cl)の共演があり、そのほかにもブラジル音楽が持つ彩りと洗練された優雅さの部分にスポットを当てたトラックが目白押し。後半4曲はクレモンティーヌ歌唱ヴァージョンの”Morungaba”をはじめボーナストラックとして収録。ブラジル音楽初心者の方にもおすすめできる佳曲ばかり全16曲のCDフルサイズ・アルバム。
〜サプライヤーインフォより