「音楽を通じて世界を掘り起こす」をモットーに2015年にスタートしたフランスの謎の新レーベルAkuphone。その第一弾リリースは台湾のマンダリン女性歌手、趙曉君ことLILY CHAOの1968年のアルバム「民歌唱片」(民謡カヴァー集)の再発です。1948年生まれ、ジュディ・オングと同年齢の彼女は、19歳の時に家計を助けるため、台湾のナイトクラブで歌い始め、ソフトな歌声とめったに笑わない美人ということで「アイス・クイーン」と呼ばれたそうです。オーケストラや大編成バンドを用いずに当時大流行していたShadowsスタイルのサーフ〜ガレージギター・サウンドのコンボをバックに、ヤオ・スーロンやテレサ・テンでも知られる人気ナンバーを歌っています。ちょうど時代的に、「台湾のフランソワーズ・アルディ」とでも呼びましょうか(別に呼ばなくってもイイんですが)?同時代を経て東南アジアへ進出、陽性にハジけたテレサと較べると、その独特のクールネスが持ち味、ライトな歌い口もイイ雰囲気です。にしても、なぜ?新興、仏AKPHONEレーベル、このリリー・チャオに白羽?
●「氷山美人」と呼ばれた台湾の伝説的女性歌手が1968年に残した作品!
女性歌手趙曉君(チャオ・シャオチュン、1948年生)は混迷の時代の台湾に生まれて幼少期を過ごし、18歳になった1966年には家計を支えるためにキャバレーの専属歌手としてデビューした。すぐに人気を博した彼女はシンガポールでさらに経験を積み、帰国後はテレビなどで活躍、一躍国民的スターとなった。本作はそんな彼女が1968年に発表したアルバムをフランスのAkuphoneレーベルがリイシューしたもの。台湾を含む中国各地の民謡などを、サーフ・ロック風の軽快な伴奏をバックに、持ち前の素晴らしい歌唱力で聴かせてくれる内容だ。さらにジュディ・オングやテレサ・テンのレパートリなども取り上げたボーナス・トラックも4曲加えられている。 (サプライヤーインフォより)
●RICE 日本語解説/帯付き→品切れ
01. 玫瑰花兒為誰開 (Whose Blooming Rose)
02. 山地姑娘 (Mountain Girl)
03. 虹彩妹妹 (Rainbow Girl)
04. 思鄉曲 (The Nostalgic Song)
05. 一根扁擔 (A Carrying Pole)
06. 牧羊姑娘 (Shepherd Girl)
07. 在那遙遠的地方 (In That Distant Land)
08. 扡起你的蓋頭 (Lift Your Veil)
09. 小放牛 (Little Cowherd)
10. 心酸酸 (Feeling Grieved)
11. 採茶捕蝶 (Tea-plucking And Catching Butterflies)
12. 青春舞曲 (Youthful Dance Song)
13. 康定情歌 (Kangding Love Song)
14. 誰能知道我的情 (Who Can Know My Heart)
15. 一見你就笑 (I Smile Whenever I See You)
16. 提起愛情煩惱多 (It’s Vexed To Talk About Love)
17. 我的心兒 給了你 (My Heart Is All For You)