メキシコ、オアハカのフォルクローレをファンクやジャズを取り入れながら現代的に歌う女性歌手リラ・ダウンズの09年パリでのライヴアルバムです。彼女の夫でクラリネット奏者のポール・コーエンやバルカン・ビート・ボックスにも参加する日系トロンボーン奏者ダナ・レオンら凄腕メンバーが集う8人組バンドを引き連れ、リラの歌声はまるでヴードゥーの女司祭のように神々しいですね。自作のテックスメックス、クンビア、ロックンロール調に加えて、ベラクルスの伝承曲、ルシンダ・ウィリアムスのカヴァーまで全15曲。この人、ライヴの方がイイかも。