←向かって右の初回版フォログラム仕様デジパック・ジャケで再入荷!
>前作あたりから俄然フッ切れて来たリラ・ダウンズ待望の15年作!彼女自身、自らの血筋と主張して来た先住オアハカ族のシャーマンよろしく、マジック・リアリズム風の音楽作法において(どんな作法だ?)、メキシコのルーツ歌謡&舞曲&クンビアほかを楽しませる伝統路線野心作!どこかフィクショナルでエキゾなフォークロア風味満点ですよ!?(初回フォログラム仕様デジパック!)
で、1994年のデビュー作から数えて10作目となる今作、前作でトトー・ラ・モンポシーナ(カリブ / コロンビア)やセルソ・ピーニャ(ノルテーニョ / モンタレイ)というクンビア系ゲストを迎え、見事にカリブと南米が交差する空間としてのメキシコをPOPに楽しませたリラ・ダウンズですが、メキシコのPOPスター、フアネスやフアン・ガブリエルをゲストに迎えた今作も、その吹っ切れ路線の延長であることは確か。もともと、ブルースやファンク、テックス・メックスといったスタイルをミックスし、トラディショナルなメキシコ各地の音楽、あるいはインディオの歌を演じることが多かった彼女ですから(当時はシリアスに)、もう一歩進んで、ま、ルーツ探しなんて虚実半々と吹っ切れた感性において、POPかつエキゾにメキシコを歌い上げる本作、イイじゃないですか!逆にメキシコ音楽の真実をシュールに歌い上げている観もアリ?オススメしましょう!