★ラッサナ・ジャバテ/バラ
グリオーの伝統を継承する〈トリオ・ダ・カリ〉のリーダーとしてもお馴染み
名バラフォン奏者:ラッサナ・ジャバテによる美しきバラフォンの独奏作品がついにリイシュー!
忘れ去られた伝統音楽の復活を目指すマリのグリオー音楽集団〈トリオ・ダ・カリ〉のリーダーとしてもお馴染みのバラフォン(アフリカの木琴)奏者:ラッサナ・ジャバテ。2台のクロマティック・バラフォンを駆使したその美しい演奏は、これまでも多くの音楽ファンを魅了してきました。今回はそんな彼が2021年にリリースしたソロ・アルバム『バラ』の2026年リイシュー盤をご紹介いたします。
1971年、ギニアの著名なグリオー一家に生を受けたラッサナは、バラフォンの名手である父:ジェリソリー・ジャバテの指導の下、5歳よりバラフォンの演奏を開始しました。そしてその後も、エル・ハッジ・ジェリ・ソリー・クヤテやアルカリ・カマラといったバラフォンの巨匠たちに師事。この時期師匠たちより学んだグリオーのレパートリの数々は、彼にとって、今も大きなインスピレーションの糧となっています。
そして1980年代後半、ラッサナは当時マリで最も人気を博していた歌姫の一人:アミ・コイタのバンドに加入。以降、トゥマニ・ジャバテ、サリフ・ケイタ、ババニ・コネ、ティケン・ジャー・ファコリ、バセク・クヤテなどといったマリのトップ・アーティストたちとレコーディングを重ねて行きました。
その後は『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』誕生のきっかけとなったマリとキューバの合同ユニット〈アフロキュービズム〉のメンバーとして、また、忘れ去られたマンデ族の伝統的なレパートリ/スタイルの復活を目指すマリのグリオー集団〈トリオ・ダ・カリ〉のリーダーとして活躍。同プロジェクトでは2017年、クロノス・クァルテットとの傑作コラボレーション・アルバム『ラディリカン』を世に送り出しました。また、ロイヤル・アルバート・ホール、パリ市立劇場などの大舞台を踏み、近年では2025年にアルバム『バゴラ』(ライス・レコード CD:INR-3424/LP:INR-62012)をリリースしています。
今回ご紹介するラッサナの2021年作『バラ』は、全編バラフォン演奏のみで構成。彼の演奏ならではの叙情性、繊細なアレンジ・センス、素晴らしい技巧の数々、そしてめくるめく美しきサウンドスケープの世界をじっくりと味わうことが出来る一枚となっています。収録は、マンデ帝国にルーツを持つ伝統曲(④⑩)、アメリカ先住民:ミクマク族の伝統的な領土として知られるカナダ・ノバスコシア州ウナマキでの経験から誕生した美しいオリジナル・ナンバー(①)、さらにカッセ・マディ・ジャバテへのオマージュ・ナンバー(⑧)など全13曲。また、数学と音楽の両分野で活動するカナダ出身のバラフォン奏者:イリヤ・キエルコシュもデュオ・パートナーとして4曲(④⑧⑪⑬)に参加しており、マリ/ギニア最後の偉大な君主アルマミ・サモリー・トゥーレの妻〈マリアマ・シレ〉の美しさに敬意を表したラスト・トラックでは、息のあった大変に素晴らしいデュオ演奏を聴かせてくれます。是非お楽しみに。
●日本語解説/帯付
〜メーカー・インフォより
1. Cape Breton
2. Tokonou
3. Samuel
4. The Farmer’s Tune
5. Sossofoli (Korogba)
6. Nana Triban
7. Kanou
8. Hommage A Kasse Mady
9. Sirfou
10. Kaira
11. The Jala Tree
12. Aissata Hommage A Maman
13. Mariama Sire
LANYA / SOUN SOUN, la tradition mandingue
SEKOU BATOUROU KOUYATE / ET SA CORA
ALI FARKA TOURE
NYAMA KANTE / YARABI