パパ・ウェンバのViva la Musicaに在籍していたこともあり、現在のリンガラ界のトップ・アーティストであるコフィ・オロミデ。ソロになってからも爆発的ヒットを連発したコンゴの国民的スターでもあります。Viva la Musica以後のキンシャサ・シーンにおいて独自の路線を築き上げ渡仏し、パリからキンシャサに出資して現地の若手アーティストを集めて活動し続けた事でも特異な存在です。少し前に、タブー・レイを歌ったライヴ盤を発売していましたが、今作はリンガラ王フランコの番頭格だったルトゥンバ・シマロの曲を歌ったライヴの実況盤です。
シマロの時代のリンガラは、ご存じのようにゆったりと本当に徐々に盛り上げって行くサウンドが特徴なわけですが、ここでもきっちりそのマナーが守られ、朗々としたヴォーカルからブラスが入り、また朗々とヴォーカル・パートが続き、最後は高揚感ある盛り上がりへ、という王道のサウンドが再現されています。ブラスとシンセのユニゾンも気持ちいいですね。
DVDの方には、そのライヴの様子とヴィデオ・クリップなど、計1時間50分程度の映像が収められています。リージョン:ALLですがPAL形式ですので、対応機器もしくはパソコンで視聴いただけます。
曲目表:
(CD と DVD 同一トラックです)
1. MASUWA
2. CEDOU
3. OFELA
4. MABELE /5. EAU BENITE
6. MINUIT ELEKI LEZI
7. FIFI NAZALI INNOCENT