カリム・ジアードは1966年にアルジェリアで生まれたパーカッショニスト。20歳の時にパリに移住し、90年代後半にはザヴィヌル・シンジケートに加入したことで大きく注目されました。一方のハミッド・エル・カスリは、1961年にモロッコの北部で生まれたシンガー/ゲンブリ奏者。グナーワの伝統に深く根ざしながら進取の気性に富み、他ジャンルの音楽家とも積極的に交流しています。そんな2人の共同名義による本作は、ドラム、ベース、シンセサイザー、サックスなどをバックにハミッドのヴォーカルをフィーチャー。グナーワ音楽をフュージョン/ミクスチュアー感覚のアレンジで聞かせてくれます。ライ・キング=ハレド参加のデュエット曲やセルビアのボヤン・ズルフィカルパシッチがピアノで参加した楽曲なども収録! ほか、ギターでグエン・レ全面参加です。