2012年デビュー、カタルーニャの女性SSW、実の姉さんとのデュオ作をあわせると、こちらで7作目となるアルバム。前作2021年作はアナログのみのリリース、お値段があまりにも高いので見合わせましたが、この新作CDも高いですねえ…
今年32歳、ヤンキーずわりしてますが…、それはともかく、アルナウ&パウ・フィグェーレスのプロデューサー・コンビは変わらず。3フィンガー、アルペジオも交えたギター弾き語り&ピアノ、ベースを軸とした飾らないバックに、カタルーニャっぽく?歌う言葉を少し跳ね上げるようにしながら、全体、繊細で軽快な歌を聞かせてくれるアルバムであることに変わりはありません。が、流れるような曲の並びの、フォーキーなロックやボサ、サンバ、バラード、8分6拍子カタルーニャ舞曲風などなど、よくよく聴くと行き届いたアレンジの妙が光っているアルバムかも知れません。でも、個々の技量や凝った細部に気づかないくらいに、やっぱり、ジュディット・ネデルマンの声そのものが一番耳に残っていくような作りが嬉しい作、でしょうか。
1.La Llave De La Alegría
2.Esperar
3.Fum
4.Llum Al Cel
5.Celebrar
6.Llévame Contigo
7.Primavera
8.Vivo Viva
9.Els Teus Ulls
10.Pau