☆ジョー・トッシーニ&フレンズ/レディ・オヴ・マイン
軽音楽?サロン・ミュージック?なんだかよくわかりませんがこのユルさはいったい…
イタリア出身のSSWジョー・トッシーニが80年代末にUSのマイナー・レーベルに残した、チープな打ち込みとカシオトーン、生音や8ビットの塩梅も絶妙なDIYインディ~メロウAORのカルト盤を、快進撃を続けるオーストラリアの新興レーベル「エフィシエント・スペース」がミラクル・ディグ。
◆ イタリアのシチリア生まれ、ドイツ、カナダを経てアメリカのニュー・ジャージーを拠点に活動した謎のシンガー/ソングライター、ジョー・トッシーニ。その1989年発売のレア・アルバム『Lady of Mine』の復刻企画。
◆ チープなリズム・ボックス、泣きのギターとエモい歌。M①「If I Should Fall In Love」の冒頭5秒で、まずはノックアウト。マジで天使と恋するM②「I’m In Love With An Angel」、シチリアまで軽く吹っ飛ぶイタリア語の悶絶スロウM③「Sincerita」(語りも必聴)と、クエスチョン・マークだらけのままアタマ3曲で確実にジョーの世界へ。
◆ そこからのユル・メロウなM④「Sulla Luna」であの世へと召され…フェイクだらけのヤング・ソウルなM⑤「Tomorrow May Never Come」(中盤のパーカッシヴなブレイクも最高!)、ケニーGばりに甘いサックスで彼女を誘うM⑥「Lady Of Mine」を経て、ワイルドな夢のカケラも感じさせないけどなんだか勇気づけられるM⑦「Wild Dream」と、もう、全曲とにかく軽く安くてぬるま湯で。でも情熱的でソウルフル。
◆ カシオトーン・フォー・ザ・ペインフリー・アローンやマーカー・スターリング、アリエル・ピンクあたりにも通じる感性を持った奇才。彼らよりひと回り早くこの音ですよ!早過ぎたか…。でも今なら完全にアリなのではないかと。 (メーカーインフォより)
1 If I Should Fall In Love
2 I’m In Love With An Angel
3 Sincerita
4 Sulla Luna
5 Tomorrow May Never Come
6 Lady Of Mine
7 Wild Dream