1962年にカエターノに出会い、長らくトロピカリア出身の作曲家/歌手として活躍〜近年は独自のアプローチで伝統サンバに題を求めた作を立て続けに発表してきましたが、ここで自らの出発点を振り返るように、トロピカリア時代の盟友ワリー・サロマーンとの共作曲(新曲もあり)/主に70年代の曲をセルフカヴァー。ジャケも当時の写真を使っていて、なかなかイイ雰囲気ですが、もちろん作品の出来は奇才マカレーの成長と年輪が過去なるトロピカリア時代と交わった印象の充実作です。アドリアーナ・カルカニョット、ルイス・メロジア、カシン&オルケルトラ・インペリアル、マリア・ベターニャ達も参加〜共同プロデュース&ピアノでクリストヴァン・バストスも名を連ねています。新旧ブラジル音楽ファンにオススメ出来る豪華盤ですね。