ISMAIL DARBAR / O.S.T. HUM DIL DE CHUKE SANAM

アイシュワリヤー・ラーイ、サルマーン・カーン、アジャイ・デーヴガン主演の1999年ボリウッド作「Hum Dil De Chuke Sanam(日本公開時タイトル「ミモラ・心のままに」)のサントラCD、インド本国では長い間廃盤状態ですが、少数デッドストック入荷しました。

「Devdas」「Ram Leela」「Saawarya」「Bajirao Mastani」など重厚でマルチカラーな映像美学で知られるサンジャイ・リーラ・バンサリ監督だけに(この作品は音楽こそ本人ではなくイスマイル・ダルバルが作っていますが)ラージャスターン民謡や古典声楽、カタックダンスなどを取り入れて、ポップかつ、インドらしい曲が並んでいます。

ラージャスターン民謡「ニブラ(レモン)」のカタック・アレンジは、その後21世紀のラージャスターンにおけるこの曲の再評価に繋がりました。「Albela Sajan」の北インド古典声楽はサーランギ奏者の故スルターン・カーンが歌っています。

日本では「ニブラ」を無理矢理に「ミモラ」と読ませた映画配給会社のヒンディー語無視の売り方が、インド映画ファンからも総スカンをくらい、大コケしてしまいましたが、映画も音楽も素晴らしい出来であることは間違いないでしょう、

go top